マスターの独り言: 2010年02月 アーカイブ

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2010年02月 アーカイブ

2010年02月04日

ラブゲーム

最近、思うのだが男性がなんと軟弱になったことか・・・・・ 悲しいかぎりである。

男と女についてはこのブログで何回か書いたことがあるのだが、 最近のカップルはちょいとちがう。

とにかく男は酒に弱くなった。 そして女性のなんと強いことか。 草食系男子と肉食系女子なのだ。

男性がカルーアミルクで女性がウイスキーのオンザロックはまだいい。 よかないけど。 男がウーロ

ン茶たのむなよ。 うちは儲かるけど。 それで口説こうなんて出来るわけねーだろう。 俺は軽いの

で彼女には今日落とせそうなカクテルを ムフ・・・ そんなことバーテンダーにたのむなよ。 そんな

もんできるわけねーじゃねーか! 顔引き攣らせながら作るこっちの気にもなってほしい。 カウンタ

ー乗り越えて延髄蹴りみまってやりたくなります。

いくら下心があってもぐっとこらえて、女性のいるときくらいカッコよく飲めないものか・・・・。 いい女

性がいたらすることしたいのはわかるけどね!  

そんなことを考えながらグラズを磨く温水でした。


2010年02月11日

笑い

バーテンダーは時として見ないふり聞こえないふりをしないといけないことがある。 たとえばカップが

キスをしたとき。 綺麗な女の子が鼻からカルーアミルクを噴出したとき。 これは見てはいけない。

ホステスさんの胸元なんてのもある。 私はみますが・・・・。 聞こえないふりは、 訳ありのカップル

の会話。 仕事にかかわるビジネスマンの会話などがある。  その中で数ある失敗談のなかから苦

しかった話を書こう。  良識あるバーテンダーの方々にとっては許し難い話なのだろうが・・・・。 

もう結構昔になるがある男女が来店された。 それはカップルという感じじゃなく会社の同僚みたいだ

った。 お互い異性というよりは何でも言い合える友達だったのだろう。 仕事の話などもしていたの

だが、 話は砕けお互い芸能人で誰に似ているかという話になった。 男性は30代前半で彫が深くな

かなかのイケメンだった。  「○○クン、○○ににてるよねー かっこいいよ」 とある渋めの俳優を言

っていた。  その女性は少し色黒、 丸い輪郭に小さな瞳の20代後半というところか。 男性は彼女

の顔を見ながら首をひねっていた。 私も誰をいうのか興味がありカウンターで聞き耳をたてていた。

すると男性は何かパッと閃いたらしく笑顔でいった。 「○○、 あれだよ、 あれ、・・・・ナマコににてる

よ」   ・・・ナマコ。  芸能人じゃないし。 人でもない。 目はあるのか? と思った瞬間いけなかっ

た。  笑うな、 笑っちゃいかん。 笑ったら似ていることを肯定してしまう。 私はバーテンダーのプ

ライドをかけて腹筋に力を入れた。 が、だめだった。 EMSやアブフレックスなどの腹筋マシーンな

どより遥かに腹筋はヒクヒクしていた。  この瞬間、 戦争がおこりここが吹っ飛んでしまえばいいの

にと思った。 横目で従業員をみると身体をヒクヒクさせながら口をモゴモゴうごかしている。  見事

だ。 舌咬んで死ぬきか。 骨は拾ってやる。 そう思った。 違うことを考えろ! と思うのだが身体

がプルプルふるえてくる。 多分シェーカーを持っていたら、 腕を振ることなく美味しいカクテルが出

来そうだった。  男性は私達の異変にきずいたらしく。 似てるよね。 という顔をしている。 目を合

わすな! 合わしちゃ笑っちゃう。 そのときだった。 従業員がかくれんぼの鬼のポーズをとりながら

カウンターの下に逃げ込んだ。 ・・・卑怯なり! 俺だけはここで逃げるわけにはいかない。 この店

のマスターなのだから! 視線をかんじる。 だれだ? 女の子か。 見るな。 限界だ。 彼女がこっ

ちをむいている。 目が・・・ 目はどこだ?  と思った瞬間全ては終わった。 私はプハッと噴出して

しまった。 鼻水も出ていたかもしれない。 

 その後、彼女は笑って許してくれたが、 まだまだ修行が足りないと思った瞬間でもあった。

バーテンダーになって25年めを迎えるが達人の域は遠いと感ずるこのごろである。  


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